臨床雑誌内科≪月刊≫
もっとうまくいく!病診連携の「伝え方」(Vol.122 No.3)2018年9月増大号
わかりやすく伝えるための診療情報提供書作成のコツ
- 主要目次
特集 もっとうまくいく!病診連携の「伝え方」−わかりやすく伝えるための診療情報提供書作成のコツ
≪第I章 困った事例と,書き方のコツ≫
A.記載がなくて困った事例
1.紹介された目的がわからない! 松本英之
2.患者さんの背景がわからない! 栗林伸一
3.病歴も家族歴も合併症もわからない! 川浪大治
4.過去の検査結果がわからない! 岸本美也子
5.どこまで説明を受けているのかわからない! 角川智之
6.体重のコントロール状況がわからない! 吉田俊秀
7.診断時の状況がわからない! 北村淳史
8.臨床経過がわからない! 八田告
9.治療歴がわからない!(1) 小松孝行
10.治療歴がわからない!(2) 尾城啓輔・西田次郎
11.治療歴がわからない!(3) 長澤肇・上田誠二
12.処方の理由がわからない! 鶴巻良允
13.抗血栓薬を止めているかがわからない! 下山康之・浦岡俊夫
14.使用デバイスがわからない!(1) 瀬口優
15.使用デバイスがわからない!(2) 谷口陽介
B.対応に苦慮する事例
1.内視鏡のコピーが不鮮明 平井悠一郎・西澤俊宏
2.必要な培養検査がされないまま抗菌薬が投与されている 関雅之・有馬丈洋
3.紹介状をみて初めて「結核疑い」であることが判明 冨島裕
4.「認知症疑い」なのに認知機能低下をきたす薬剤が多数処方されている 古和久朋
5.すでに「悪性疾患あり」と説明されている 森永康平・志水太郎
6.すでに「AIDS」と説明されている 鈴木麻衣
C.コラム
専門外来への紹介のピットフォール−認知症専門外来の事例から 井原涼子
≪第II章 <診療科別>コンサルトのポイント≫
A.総合診療科へコンサルト
1.急な発熱 上原由紀
2.不明熱(精査) 島田和之
3.体重減少 鈴木清澄
4.突然の激しい頭痛 坂本壮
5.繰り返す頭痛 橋祐二
6.リンパ節腫脹 伊藤勇太・丸山大
7.咳嗽・喀痰 北村英也
8.胸 痛 水野篤・齊藤輝
9.呼吸困難 佐藤智則・横山俊樹
10.腹 痛 石井孝政・瓜田純久
11.腰 痛 西迫尚
12.健診異常 兵働英也・安武正弘
13.多彩な訴え 國松淳和
B.循環器科へコンサルト
1.急性心筋梗塞(疑い) 山本慶
2.心房細動(治療) 若林靖史
3.慢性心不全(治療) 末永祐哉
4.慢性肺血栓塞栓症(治療) 和田浩
5.狭心症(疑い) 上原良樹
6.難治性高血圧(治療) 星出聡
C.消化器科へコンサルト
1.機能性消化管疾患 山本悠太・正岡建洋
2.炎症性腸疾患 小林拓
3.急性肝不全 海老沼浩利
4.急性膵炎 岩崎栄典
5.悪性腫瘍 酒井元・船越信介
6.総胆管結石 田中麗奈・糸井隆夫
D.呼吸器科へコンサルト
1.健診での胸部異常陰影(精査) 石本裕士
2.間質性肺炎(精査・治療) 立石知也
3.喘息(治療) 福家聡・今野哲
4.慢性閉塞性肺疾患(治療) 小荒井晃
5.感染性の急性肺炎(治療) 中岡大士・石田正之
6.睡眠時無呼吸症候群(精査・治療) 仁多寅彦
E.脳神経内科へコンサルト
1.歩行障害 土井宏・田中章景
2.Parkinson病 濱田雅
3.記憶障害 森友紀子・金野竜太
4.てんかん 宇佐美清英・松本理器
5.脳梗塞 崎山快夫
6.正常圧水頭症 鮫島直之
F.腎臓内科へコンサルト
1.尿所見異常(無症候性血尿・蛋白尿) 松永典子・大瀬貴元
2.浮腫(精査) 菊池正雄・藤元昭一
3.ネフローゼ症候群 石本卓嗣
4.急性腎障害 藤垣嘉秀
5.慢性腎臓病 河原崎宏雄
6.末期腎不全 小野慶介・石橋由孝
G.血液内科へコンサルト
1.貧血(精査) 樋口敬和
2.血小板減少(精査) 宮川義隆
3.多血症(精査) 桐戸敬太
4.急性白血病(疑い) 大橋一輝
5.慢性骨髄性白血病(疑い) 南陽介
6.骨髄腫(疑い) 竹迫直樹
H.内分泌・代謝科へコンサルト
1.1型糖尿病(初発後) 高池浩子
2.2型糖尿病 (1)(コントロールきわめて不良) 近藤琢磨
3.2型糖尿病 (2)(慢性的にコントロール不良) 岩岡秀明
4.内分泌精査目的 (1)(肥満,Cushing症候群疑い) 岡崎亮
5.内分泌精査目的 (2)(高血圧,原発性アルドステロン症疑い) 大村昌夫・西川哲男
6.内分泌精査目的 (3)(低Ca血症) 福本誠二
7.無月経,更年期障害 宮尾益理子
I.アレルギー・リウマチ科へコンサルト
1.薬物アレルギー(疑い) 粒来崇博
2.食物アレルギー(疑い) 南崇史
3.関節リウマチ(疑い) 六反田諒
4.Sjogren症候群(疑い) 住田孝之
5.全身性エリテマトーデス(疑い) 滝澤直歩
6.多発性筋炎・皮膚筋炎(疑い) 塚本浩
7.全身性硬化症(疑い) 小笠原倫大
8.抗リン脂質抗体症候群(疑い) 藤枝雄一郎・渥美達也
≪第III章 医療連携Q&A≫
A.コンサルトのギモン
1.紹介元と紹介先の双方に通院が続く場合,紹介元にはどのような情報が必要ですか? 森川暢
2.複雑な経過の患者さんを紹介する場合,当日の診療情報提供書だけでなく,事前に電話などで相談したほうがよいですか? 松田直人
3.複雑な経過の患者さんを逆紹介する場合,診療情報提供書だけでなく,事前に電話などで相談したほうがよいですか? 南郷栄秀
4.急性心筋梗塞患者さんを救急搬送するとき,私も診療を中断して救急車に乗っていくべきですか? 興野寛幸
5.かかりつけ患者さんから「健診で蛋白尿を指摘された」と相談されました.すぐに紹介したほうがよいですか? 斎藤知栄
6.かかりつけ患者さんが「最近手足の関節痛がつらい」と言っています.リウマチ科と整形外科,どちらを紹介すべきでしょうか? 田巻弘道
7.高血圧の治療をしている患者さんのCr値が上がってきました.どの段階で紹介すべきでしょうか? 石井健夫・田村功一
8.頸部リンパ節腫脹が続いています.どこの科に紹介すればよいですか? 佐々木徹
B.診療上のギモン
1.経口糖尿病薬を服用していると造影CTは撮れないのですか? 岡ア由希子
2.急性心筋梗塞を疑ったとき,迅速トロポニン検査などをしたほうがよいですか? 津久井卓伯
3.認知症だと思って紹介したのに診断がつかないなんて……そんなことあるんですか? 清水聰一郎
4.頭痛の患者さんをMRI専門施設で検査したら「脳梗塞疑い」といわれました.25歳なのに…… 野原千洋子
5.逆紹介を受けた患者さんが,当院では取り扱っていない吸入薬を処方されていました.変更しても大丈夫でしょうか? 熱田了
6.胃がん疑いの病変を認めました.ピロリ菌が陽性であれば紹介する前に除菌したほうがよいですか? 伊藤公訓・田中信治
7.十二指腸に病変を見つけた際に生検は取るべきですか? 矢作直久
8.カテーテル治療をすると伺っています.アスピリンは何日前から中止すればよいですか? 松本充也
9.CKD患者さんを診療するとき,薬の量を減らすべきかどうかわかりません.専門医にお任せしたほうがよいでしょうか? 青山功
10.脳卒中疑いの患者さんがクリニックに突然来院しました.どうしたらよいですか? 佐藤健朗・井口保之
11.SLE女性,妊娠してもよいでしょうか? 金子佳代子
12.糖尿病患者はインプラントを入れてもらえないのですか? 吉成伸夫
13.血糖コントロールがよくならないと,眼科の手術はできないのですか? 清水美穂
14.血糖コントロールがよくならないと,関節手術はできないのですか? 山川泰明・野田知之
索引
【Book Review】
循環器疾患最新の治療2018-2019 安斉俊久
続・あなたのプレゼン 誰も聞いてませんよ!−とことんシンプルに作り込むスライドテクニック 中川義久
循環器専門医バイブルシリーズ1 心不全−識る・診る・治す 友池仁暢