洋書

WHO分類

WHO分類シリーズとは


ヒトの腫瘍の組織学および遺伝子型決定を扱うWHOの腫瘍分類シリーズ。AFIPアトラスシリーズと並び、病理学領域における必携シリーズである。

腫瘍学者と病理学者に国際基準を提示し、治療および臨床アウトカムに対する研究モニタリング反応のデザインで使用される不可欠のガイドとして役立つ。診断基準、病理学的特徴および関連する遺伝子変化は厳密に疾病指向で述べられている。

腫瘍の診断・分類についてのゴールド・スタンダードとして長きにわたって病理学者や病理医に愛されており、診断や評価、臨床試験、がんの研究をデザインするうえで欠かせないガイドである。がん研究やがん患者のケアに携わる医療従事者のすべてにおすすめのリファレンスであり、国際基準を知るのに最適な一冊となっている。

5THシリーズ

第5版は編集委員会が主導する最初のものであり、常任委員と専門委員が密接に協力して腫瘍の分類の根拠を評価している。これまでの版のように各巻は多数のカラー画像を含み、病理学者が診断の根拠とするために必要な定義を提供し続ける。また、これまでより分子病理学と遺伝学がさらに強調されるだろう。第5版からの新要素として、表の標準化、診断基準のリスト、および一般的な腫瘍の疫学を説明するマップ(IARCによって作成されたもの)が含まれる。

6THシリーズ (New!)


第6版は2026年8月発行の『Digestive System Tumours』から始まる。第6版では、前版で特定されたエビデンスのギャップを埋めるとともに、新しい画像、最新の知見、および全面的に改訂されたICD-O-4コードを提供する。またWHO Classification of Tumours編集委員会は、新たに設置された7つの専門小委員会から特定テーマに関する助言を得ており、医療資源の限られた地域からの代表者による貴重な知見を取り入れることで、最新の科学的進歩と世界的な実用性とのバランスに配慮した解説・診断基準の改訂を行っている。