パートナー分析化学U[電子版付]改訂第4版増補
| 編集 | : 萩中淳/加藤くみ子 |
|---|---|
| ISBN | : 978-4-524-40454-4 |
| 発行年月 | : 2023年12月 |
| 判型 | : B5 |
| ページ数 | : 348 |
在庫
定価5,830円(本体5,300円 + 税)
正誤表
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2025年05月27日
第1刷
- 商品説明
- 主要目次
- 序文

物理的手法に基づく分析化学を中心とした薬学部向け教科書.重要語句と要点を色文字で表示し,ハイレベルな内容は「発展」として区別した,学ぶべきポイントがわかりやすい構成.コラムで医療との接点も紹介.今回の増補では第十八改正日本薬局方第一追補に対応のうえ,電子版付とした.薬学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版/平成25年度改訂版)対応.
第1章 分光分析法
1.概説
2.紫外可視吸光度測定法
A紫外可視吸収の原理
B基本事項
C装置および測定
D二波長分光光度法
E分子構造と吸収スペクトル
F定量分析への応用
G定性分析への応用
■演習問題
3.蛍光光度法・化学発光分析法
A蛍光およびりん光とルミネッセンス
B基本事項
C装置及び測定
D化学構造と蛍光特性
E定量
Fバイオイメージングへの応用
Gその他の蛍光を利用した分析法
H化学発光分析法
■演習問題
4.その他の分光分析法
A比濁法
B比ろう法
C原子吸光光度法・原子発光分析法,ICP質量分析法
■演習問題
第2章 構造解析
1. 概説
A物理的構造解析法の分類と特徴
B分光分析法
C質量分析法
Dスペクトル法による構造解析と確認試験への応用
2.赤外吸収スペクトル測定法およびラマンスペクトル測定法
A分子振動とスペクトル
B赤外吸収スペクトル測定法
C赤外吸収スペクトルの利用とその解析
Dラマンスペクトル測定法
■演習問題
3.旋光度測定法,旋光分散,円偏光二色性測定法
A旋光度測定
B旋光分散と円偏光二色性測定法
CORDスペクトルとCDスペクトルの応用
■演習問題
4.核磁気共鳴・電子スピン共鳴スペクトル測定法
A核磁気共鳴スペクトル測定法
B電子スピン共鳴スペクトル測定法
■演習問題
5.X線分析法
AX線とは
B結晶構造とX線の回折
CX線結晶構造解析
D粉末X線回折測定法
■演習問題
6.質量分析法
A装置
Bマススペクトル
C応用
■演習問題
第3章 分離分析
1.概説
Aクロマトグラフィーの原理と特徴
B移動相によるクロマトグラフィーの分類
C固定相によるクロマトグラフィーの分類
D分離メカニズム(分離モード)によるクロマトグラフィーの分類
E形状・装置によるクロマトグラフィーの分類
2.液体クロマトグラフィー
A原理,装置
B分離モード
C誘導体化
D定性・定量分析
3.薄層クロマトグラフィー
A薄層クロマトグラフィー
Bろ紙クロマトグラフィー
4.ガスクロマトグラフィー
A原理・特徴
B装置
Cカラム
D検出器
E誘導体化
F定性・定量分析
■演習問題
5.電気泳動法
A電気泳動の原理
Bゲル電気泳動法
Cキャピラリー電気泳動法
Dマイクロチップ電気泳動法
E局方での電気泳動法の適用
■演習問題
第4章 臨床現場で用いる分析技術
1.分析の準備
A前処理法
B精度管理
■演習問題
2.酵素を用いる分析法
A酵素反応の基礎
B臨床化学領域における酵素を用いる分析法
Cフローインジェクション分析法
■演習問題
3.免疫学的測定法
A測定原理
B抗体
Cラジオイムノアッセイ
Dエンザイムイムノアッセイ
Eその他の標識イムノアッセイ
F非標識イムノアッセイ
■演習問題
4.センサー
Aイオンセンサー
Bガスセンサー
Cバイオセンサー
D医療用センサー
■演習問題
5.ドライケミストリー
A尿試料用試験紙
B血液および血清用試験紙
Cイムノクロマトグラフィー
D核酸クロマトグラフィーによるRNAの検出
■演習問題
6.POCT(ポイントオブケア検査)
■演習問題
7.画像診断技術
AX線検査
B磁気共鳴イメージング
C超音波検査
D内視鏡検査
E放射性核種を利用した核医学検査
■演習問題
8.遺伝子検査
Aヒトゲノムの多様性
BDNA解析の流れ
C解析法の概要
■演習問題
第5章 その他の分析法
1.屈折率,粘度,比重及び密度
A屈折率測定法
B粘度測定法
C比重及び密度測定法
■演習問題
2.熱分析法
A熱重量測定法(TG)
B示差熱分析法(DTA)
C示差走査熱量測定法(DSC)
■演習問題
3.表面プラズモン共鳴法
A表面プラズモン共鳴法とは
B表面プラズモン共鳴法の原理と基本事項
■演習問題
本書『パートナー分析化学U 改訂第4 版増補』は,2021 年12 月に出版された『パートナー分析化学U 改訂第4 版』の増補であり,『パートナー分析化学T 改訂第4 版増補』と対をなすものである.薬学領域における分析化学は,創薬科学,医療薬学,生命科学,衛生薬学のあらゆる分野で不可欠な基礎知識・基盤技術となっている.医薬品の確認試験,純度試験および定量,生体試料中の薬物濃度の測定,ゲノム,トランスクリプトーム,プロテオーム,メタボロームなどのオミクス解析,バイオマーカー解析,環境および食の安全性の評価を行ううえで,分析化学の知識や技能が必要となってくる.
薬の専門家として社会のニーズに応えることのできる薬剤師・薬学研究者の養成を目指した「薬学教育モデル・コアカリキュラム」が2004 年8 月に作成され,2006 年4 月から薬剤師教育6 年制がスタートした.2010 年10 月には厚生労働省から新薬剤師国家試験出題基準が発表された.その後,薬剤師として求められる「基本的な資質」を前提とした学習成果基盤型教育に基づく,「薬学教育モデル・コアカリキュラム(平成25 年度改訂版)」[改訂コアカリ(平成25 年度改訂版)]が2013 年12 月に作成され,2015 年4 月から各大学で新カリキュラムが開始された.2016 年11 月には改訂コアカリ(平成25 年度改訂版)を踏まえた新たな薬剤師国家試験出題基準が公表された.また,2021 年6 月に第十八改正日本薬局方(日局18)が施行され,これを機に改訂版を企画した.さらに,2022 年12月に日局18 第一追補が施行されるとともに,多様な場や人をつなぎ活躍できる医療人の養成を目指す,「薬学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4 年度改訂版)」[改訂コアカリ(令和4 年度改訂版)]が2023 年2 月に公表された.本書は,改訂コアカリ(令和4年度改訂版)を完全に網羅するとともに,新薬剤師国家試験出題基準(2016 年策定)および日局18 第一追補に準拠した内容となっている.また,改訂第4 版と同様に,改訂コアカリ(SBO)対応一覧を掲載し,読者の便宜を図るとともに,「要点のまとめ」として本文中の重要な語句と文章を色刷りとした.さらに,本増補版でも,本文のうち初学者にとって高度な部分を「発展」として表示した.また,例題および章末の演習問題を充実させるとともに,CBT から薬剤師国家試験レベルまで,多岐にわたる問題を配するようにした.
本書は,改訂コアカリ(令和4 年度改訂版)の「C-2 医薬品及び化学物質の分析法と医療現場における分析法」中のC-2-4 電磁波を用いる分析法,C-2-5 有機化合物の特性に基づく構造解析― 原理―,C-2-6 分離分析法,C-2-7 医療現場における分析法,C-2-8 生体に用いる分析技術・医療機器,「C-3 薬学の中の有機化学」中のC-3-4 有機化合物の特性に基づく構造解析で取り扱われている,物理的分析法(機器分析法)を中心に記述した.物理的分析法(機器分析法)の進歩によって,機器がコンピュータ化され,自動化されても,機器分析装置の原理の理解は必要である.特に,デジタル化された結果が容易に得られる昨今,その結果に至る過程で分析化学的な誤りがあっても,基本的な知識がないと気付かず,重大な誤謬につながる.また,本書で述べる基本的な原理や理論は,薬剤師あるいは薬学研究者にとっては不可欠なものである.したがって,読者各位が,本書『パートナー分析化学U 改訂第4 版増補』の重要性を認識し,姉妹書『パートナー分析化学T 改訂第4 版増補』と併せて,今後の発展の基盤として活用されることを期待する.
終わりに,本書を出版するにあたり,ご尽力をいただいた南江堂の方々に深謝します.
2023 年10 月
編集者一同


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