書籍

日本肝臓学会肝臓専門医認定試験問題・解答と解説 第7集

監修 : 日本肝臓学会
ISBN : 978-4-524-27028-6
発行年月 : 2025年6月
判型 : B5判
ページ数 : 152

在庫あり

定価6,600円(本体6,000円 + 税)


  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

日本肝臓学会の監修により,肝臓専門医認定試験の過去問題とその解答・解説をまとめた第7集.問題は日本肝臓学会誌『肝臓』に2022〜2024年掲載のものから106題を収載した.第6集と同様に,疾患ごとに関連した知識が学びやすいような章立てとしており,専門医認定試験対策だけではなく,肝臓診療に必須の知識を再確認できる一冊.

1 代謝・生化学
 1 生化学@
 2 生化学A
 3 生化学B
 4 生化学C
2 肝炎ウイルス・肝炎
 1 A 型肝炎
 2 B 型肝炎@
 3 B 型肝炎A
 4 B 型肝炎B
 5 B 型肝炎C
 6 B 型肝炎D
 7 CMV 肝炎
 8 E 型肝炎
 9 HBV ワクチン
 10 アルコール関連肝疾患@
 11 アルコール関連肝疾患A
 12 急性肝炎
 13 肝炎ウイルス
3 薬物性肝障害
 1 薬物性肝障害
4 急性肝不全
 1 劇症肝炎@
 2 劇症肝炎A
 3 肝不全
 4 急性肝不全
5 自己免疫性肝疾患
 1 原発性胆汁性胆管炎
 2 自己免疫性肝炎@
 3 自己免疫性肝炎A
 4 自己免疫性肝炎B
 5 自己免疫性肝炎C
6 代謝性・遺伝性肝疾患
 1 MASH @
 2 MASH A
 3 MASH B
 4 Wilson 病@
 5 Wilson 病A
 6 体質性黄疸@
 7 体質性黄疸A
 8 シトルリン血症@
 9 シトルリン血症A
 10 先天性代謝疾患@
 11 先天性代謝疾患A
 12 糖原病@
 13 糖原病A
7 肝硬変と合併症
 1 ACLF
 2 肝細胞癌@
 3 肝細胞癌A
 4 肝細胞癌B
 5 肝線維化
 6 肝硬変@
 7 肝硬変A
 8 肝硬変合併症@
 9 肝硬変合併症A
 10 門脈血栓症
 11 肝性脳症
 12 食道胃静脈瘤
 13 医療費制度@
 14 医療費制度A
8 門脈圧亢進症
 1 門脈圧亢進症@
 2 門脈圧亢進症A
 3 門脈圧亢進症B
 4 特発性門脈圧亢進症
 5 食道胃静脈瘤@
 6 食道胃静脈瘤A
9 肝腫瘍(肝癌以外)
 1 肝腫瘍@
 2 肝腫瘍A
 3 肝腫瘍B
 4 肝腫瘍C
 5 肝腫瘍D
 6 肝腫瘍E
 7 肝腫瘍F
 8 肝腫瘍G
 9 良性肝腫瘤
10 肝臓外科
 1 肝切除@
 2 肝切除A
 3 肝切除B
 4 肝切除C
11 肝移植
 1 肝移植@
 2 肝移植A
 3 肝移植B
 4 肝移植C
 5 肝移植D
 6 肝移植E
 7 肝移植F
12 胆石,胆囊・胆道疾患
 1 胆石症
 2 胆道疾患
 3 胆道生理
 4 急性胆管炎
 5 原発性硬化性胆管炎@
 6 原発性硬化性胆管炎A
 7 胆管癌
13 感染症
 1 肝感染症@
 2 肝感染症A
 3 肝感染症B
 4 肝膿瘍@
 5 肝膿瘍A
14 画像
 1 超音波検査@
 2 超音波検査A
 3 CT 検査
 4 MRI 検査@
 5 MRI 検査A
 6 肝画像@
 7 肝画像A
 8 肝画像B
 9 急性外傷
 10 肝腫瘍
15 病理
 1 肝病理
 2 肝解剖
 3 肝血行動態
 4 胆囊解剖
索引

 日本肝臓学会の専門医制度は1988 年に発足し,1993 年に第1 回の認定医認定試験が行われ,その後回数を重ね現在8, 000 名を超える肝臓専門医が全国の医療機関などにおいて診療および指導にあたっています.内科系において,日本専門医機構では15 のサブスペシャリティ領域を機構認定専門医としています.肝臓専門医の総数は内科系臓器別専門医数で3 番目に多く,多くの医師が全国の地域で肝疾患の診療にあたっています.消化器領域では,数多くの専門医のうち,日本消化器病学会・日本消化器内視鏡学会・日本肝臓学会の3 学会が機構認定医として認められています.日本専門医機構は,専攻医を指導できるのは各領域の指導医のみであることを明言しています.即ち,若い先生方にとっても将来専攻医指導を行う上で日本肝臓学会の機構認定医を取得しておくことは非常に重要になってくると思われます.日本肝臓学会では,専門医試験を通じて,肝疾患に関する最新の知見,診断技術,治療方針に基づいた総合的な判断力を備えた専門医の育成に努めており,本書はその一環として,過去に実施された認定試験問題とその詳細な解説をとりまとめたものです.
 第7 集となる本書では,直近数年間に実施された試験問題の中から特に重要性の高い問題を精選し,各問題について背景となる病態生理,診断の根拠,治療方針の妥当性などを多角的に解説いたしました.また,肝臓学の進展に伴う新たな知識の導入にも配慮し,最新のガイドラインや研究成果との整合性を図るよう努めております.
 専門医試験受験を控える先生方にとっては,自己学習と知識の確認のための有用な資料となることを目指し,またすでに専門医資格を有する先生方にとっても,日々の臨床を見直し,知識をアップデートするための一助となる内容となっています.肝疾患の幅広い病態にわたる臨床的課題を網羅的に取り上げることで,実地臨床に即した活用が可能となる構成といたしました.肝臓専門医認定試験の受験対策だけでなく,すでに専門医を有している先生方にも最新の知識を整理するためにも役に立つ一冊であると考えます.
 本問題集の試験問題とその解答・解説の作成にご協力頂きました先生方に深く感謝すると共に,本書がこれまでの第6 集までと同様に広く多くの先生にご利用頂けることを願っています.
2025 年5 月
日本肝臓学会 肝臓専門医試験委員会 委員長
吉治仁志

9784524270286