シンプル小児科学
編集 | : 香美祥二 |
---|---|
ISBN | : 978-4-524-26819-1 |
発行年月 | : 2016年4月 |
判型 | : B5 |
ページ数 | : 378 |
在庫
定価4,840円(本体4,400円 + 税)
- 商品説明
- 主要目次
- 序文
今の医学生のニーズに応えた、勉強しやすい、要点をおさえた教科書。フルカラーの紙面、脇組を活用しての補足事項や用語の解説、豊富な図表が読者の理解を助ける。国家試験での重要度から軽重をつけて解説し、ボリュームを抑えた構成が特長。医学生の教科書、国試対策書として活用いただきたい一冊。
総論
1章 小児の成長
A 概説(成長・発達・発育の概念)
B 発育期の分類と胎児の発育
C 成長
1 身長
2 体重
3 頭囲・胸囲
D 臓器の発育
1 各臓器の発育様式
2 大泉門と小泉門
3 生歯
4 骨年齢
5 体水分量
6 血液系
7 免疫系
E 成長の評価
1 体格の評価
2 成長曲線
F 思春期
2章 小児の発達
A 発達について
B 反射
1 モロー反射
2 探索反射
3 吸引反射
4 手の把握反射
5 足の把握反射
6 バビンスキー反射
7 非対称性緊張性頸反射
8 ランドー反射
9 立ち直り反射
10 パラシュート反射
11 平衡反応
C 運動
D 精神
E 身体発育
F 月齢・年齢別発達
1 4ヵ月児
2 7ヵ月児
3 10ヵ月児
4 12ヵ月児
5 18ヵ月児
6 2歳児
7 3歳児
G 視力・聴力
1 視力の発達
2 聴力の発達
H 発達の評価
1 発達指数
2 知能指数
3章 小児の栄養
A 概説
B 小児の栄養必要量
1 水分
2 エネルギー
3 たんぱく質
4 脂質と炭水化物
5 多量ミネラル・微量ミネラル・ビタミン
C 母乳栄養
1 母乳栄養の利点
2 母乳の分泌
3 母乳の栄養学的意義
4 授乳回数
5 母乳栄養の問題点
D 人工栄養と混合栄養
E 離乳
1 離乳の基準
F 栄養摂取の過剰と欠乏
1 肥満
2 栄養不良
3 ビタミン欠乏症と過剰症
G 栄養状態の評価(栄養アセスメント)
1 食事調査を含めた問診や身体徴候の観察
2 身体指標の計測
3 臨床検査データ
4 栄養,とくにエネルギー出納の把握
4章 小児保健
A 概説
B 母子保健
C 学校保健
D 小児保健統計
1 出生数(率)
2 死亡数(率)と死亡原因
3 不慮の事故
E 予防接種
5章 小児診断学
A 概説
B 病歴
1 主訴
2 現病歴
3 既往歴
4 家族歴
5 その他
C 診察法
1 全身状態の観察
2 部位別診断
D 検査
1 免疫グロブリン
2 血液像
3 腎機能
4 血中ホルモン
5 血液生化学検査
6 髄液検査
7 脳波
8 心電図
9 生検
10 画像診断
11 新生児マススクリーニング
6章 小児のプライマリーケア
A 概説
B 主要症状と徴候
1 発熱
2 痙攣
3 頭痛
4 胸痛
5 腹痛
6 発疹
7 下痢
8 浮腫
9 尿量の異常
C 主要症状の治療
1 脱水と輸液
2 薬物療法
D 救急
1 事故
2 小児での蘇生
3 新生児での蘇生
4 ショック
5 熱傷
6 異物誤嚥・誤飲
7 急性薬物中毒
8 嘔吐
各論
1章 新生児疾患
A 概説
1 新生児の定義
2 新生児の分類
B 新生児の生理
1 胎児循環
2 出生後の呼吸の適応
3 出生後の循環の適応
C 出生に伴う異常
1 新生児仮死
2 分娩外傷
D ハイリスク児
1 早産児
2 子宮内発育遅延
3 糖尿病母体から生まれた児
E 呼吸器
1 呼吸障害
2 呼吸窮迫症候群
3 胎便吸引症候群
4 慢性肺疾患
5 新生児一過性多呼吸
6 無呼吸発作
F 循環器
1 新生児遷延性肺高血圧
2 動脈管開存症
G 神経
1 脳室周囲白質軟化
2 脳室内出血
H 黄疸
1 ビリルビン代謝
2 生理的黄疸
3 新生児特発性黄疸
4 血液型不適合による黄疸
5 核黄疸(ビリルビン脳症)
6 高直接ビリルビン血症
I 感染症
1 TORCH症候群
2 細菌感染症
J 消化器
1 壊死性腸炎
K 血液
1 未熟児貧血
2 多血症
3 ビタミンK欠乏性出血
L 代謝異常
1 低血糖
2 低Ca血症
M その他
1 新生児痙攣
2 乳幼児突然死症候群
3 未熟児網膜症
2章 先天異常・染色体異常
A 概説
B 常染色体異常
1 ダウン症候群
2 18トリソミー症候群
3 13トリソミー症候群
4 22q11.2欠失症候群
5 5p-症候群(猫鳴き症候群)
C 性染色体異常
1 ターナー症候群
2 クラインフェルター症候群
D その他の先天異常
1 マルファン症候群
2 メイヤー・ロキタンスキー・キュスター・ハウザー症候群
3 エーラース・ダンロス症候群
4 プラダー・ウィリ症候群
5 ピエールロバン奇形
6 コルネリアドランゲ症候群
7 アペール症候群
8 歌舞伎症候群
E 遺伝カウンセリング
3章 先天代謝異常
A 概説
1 臨床症状
2 一般臨床検査
3 特殊検査
4 治療法
5 マススクリーニング
B アミノ酸代謝異常
1 フェニルケトン尿症(PKU)
2 チロシン血症
3 メープルシロップ尿症
4 ホモシスチン尿症
5 高アンモニア血症
C 有機酸(脂肪酸)代謝異常
1 メチルマロン酸血症
2 プロピオン酸血症
3 先天性高乳酸血症
4 脂肪酸β酸化異常症
D 糖質代謝異常
1 糖原病
2 ガラクトース血症
3 先天性乳糖不耐症(乳糖分解酵素欠損症)
4 果糖代謝異常症
E ムコ多糖症
1 ハーラー症候群(I型)
2 ハンター症候群(II型)
3 サンフィリポ症候群(III型)
4 モルキオ症候群(IV型)
F 脂質代謝異常
1 GM2ガングリオシドーシス(テイ・サックス病)
2 ゴーシェ病
3 ファブリ病
G 金属代謝異常
1 ウィルソン病
2 メンケス病
3 腸性肢端皮膚炎
H その他の代謝異常
1 ビタミン代謝異常:ビタミン依存症
2 ビリルビン代謝異常:クリグラー・ナジャー症候群
3 尿酸代謝異常:レッシュ・ナイハン症候群
4 ペルオキシソーム病:副腎白質ジストロフィー
4章 代謝疾患
A 概説
B 水・電解質代謝異常
1 代謝性アシドーシス
2 代謝性アルカローシス
3 テタニー
C 蛋白代謝異常
D 糖質代謝異常
E 脂質代謝異常
1 周期性嘔吐症(アセトン血性嘔吐症)
2 ケトン性低血糖症
3 先天性リポジストロフィー
F 肥満
G 骨代謝異常
1 くる病
5章 内分泌疾患
A 概 説
1 ホルモンの定義と種類
2 ホルモンの作用発現
3 ホルモンの異常と疾患(内分泌疾患)
B 視床下部(間脳)・下垂体疾患
1 視床下部・下垂体ホルモンの種類
2 成長ホルモン(GH)分泌不全性低身長症
C 甲状腺疾患
1 先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)
2 新生児一過性甲状腺機能低下症
3 新生児甲状腺機能亢進症
4 甲状腺腫瘍
D 副甲状腺疾患
1 副甲状腺機能低下症
E 副腎疾患
1 先天性副腎皮質過形成症
F 性腺疾患
1 思春期早発症(性早熟症)
2 性腺機能低下症
G 性分化疾患
1 病因・病態生理
2 症状
3 検査・診断
4 治療
H 糖質代謝異常
1 1型糖尿病
2 2型糖尿病(小児期発症例)
3 単一遺伝子異常による糖尿病
6章 免疫不全症
A 概説
1 自然免疫系
2 獲得(適応)免疫系
B 原発性免疫不全症
1 重症複合型免疫不全症
2 adenosine deaminase(ADA)欠損症
3 X連鎖無γ-グロブリン血症
4 ディジョージ症候群
5 ウィスコット・オールドリッチ症候群
6 チェディアック・東症候群
7 慢性肉芽腫症
8 毛細血管拡張性小脳失調症
9 原発性補体欠乏症
C 続発性免疫不全症
1 感染症に伴う免疫不全症
2 悪性腫瘍に伴う免疫不全症
3 自己免疫疾患による免疫不全症
4 医原性免疫不全症
7章 アレルギー疾患
A 概説
B 気管支喘息
1 病因・病態生理
2 疫学
3 症状・診断
4 治療
C アトピー性皮膚炎
1 病因
2 疫学
3 症状・診断
4 検査
5 治療
D 食物アレルギー
1 病因
2 疫学
3 病態生理
4 症状
5 診断
6 治療
7 アナフィラキシー
8 特殊な食物アレルギー
E その他のアレルギー疾患
1 薬物アレルギー
2 アレルギー性接触皮膚炎
8章 リウマチ性疾患および類縁疾患
A 概説
B 若年性特発性関節炎(JIA)
1 病態生理
2 症状
3 検査・診断
4 治療
C 全身性エリテマトーデス
1 病態生理
2 症状
3 検査
4 診断
5 治療
6 予後
D 血管炎症候群
1 IgA血管炎(アレルギー性紫斑病)
2 川崎病
E その他
1 リウマチ熱
2 皮膚筋炎
9章 感染症
A 概説
1 感染源
2 感染経路
3 検査・診断
4 治療
B ウイルス感染症
1 麻疹
2 風疹
3 伝染性紅斑
4 ヘルペスウイルス感染症
5 ムンプス(流行性耳下腺炎)
6 エンテロウイルス感染症
7 アデノウイルス感染症
8 インフルエンザ
9 パラインフルエンザウイルス感染症
10 ウイルス性胃腸炎
11 レトロウイルス感染症
12 RSウイルス感染症
C 細菌感染症
1 グラム陽性球菌感染症
2 グラム陽性桿菌感染症
3 グラム陰性球菌感染症
4 グラム陰性桿菌感染症
5 マイコバクテリウム感染症
6 クラミジア感染症
7 リケッチア感染症
8 スピロヘータ感染症・その他
D 真菌感染症
1 カンジダ症
2 ニューモシスチス肺炎
E 寄生虫感染症
1 マラリア
2 トキソプラズマ症
3 蟯虫症
4 異形吸虫類症
5 日本海裂頭条虫症
10章 呼吸器疾患
A 概説
1 主要症状
B 上気道疾患
1 急性咽頭扁桃炎
2 咽後膿瘍
3 クループ症候群
4 急性喉頭蓋炎
5 先天性喘鳴
6 ピエールロバン症候群
C 下気道疾患
1 急性気管支炎
2 急性細気管支炎
3 肺炎
4 肺・気管支奇形
D 胸膜・胸郭疾患
1 気胸
2 膿胸
E 縦郭疾患
1 縦郭腫瘍
F 睡眠時の呼吸異常
1 睡眠時無呼吸症候群
G 気道異物
11章 循環器疾患
A 概説
1 聴診
2 心電図
3 胸部X線検査
4 心不全
5 チアノーゼ
B 先天性心疾患
1 心室中隔欠損症
2 心房中隔欠損症
3 心内膜床欠損症(房室中隔欠損)
4 動脈管開存症
5 アイゼンメンジャー症候群
6 肺動脈狭窄症
7 ファロー四徴症
8 大動脈弁狭窄症
9 完全大血管転換症
10 修正大血管転換症
11 両大血管右室起始症
12 三尖弁閉鎖症
13 エプスタイン奇形
14 総肺静脈還流異常症
15 大動脈縮窄症
C 後天性心疾患
1 感染性心内膜炎
2 リウマチ熱に合併する弁膜症
3 特発性心筋症
D 不整脈
1 胎児期の不整脈
2 QT延長症候群
E 血圧の異常
1 原発性肺高血圧症
2 起立性調節障害
12章 消化器疾患
A 概説
1 嘔吐
2 下痢
B 食道疾患
1 先天性食道閉鎖症
C 胃十二指腸疾患
1 肥厚性幽門狭窄症
2 先天性十二指腸閉鎖症
D 小腸・結腸疾患
1 先天性小腸閉鎖症
2 メッケル憩室
3 腸重積症
4 ヒルシュスプルング病(先天性巨大結腸症)
E 直腸・肛門疾患
1 鎖肛(直腸肛門奇形)
F 横隔膜・腹壁疾患
1 横隔膜ヘルニア
2 鼠径ヘルニア
G 肝疾患
1 新生児肝炎
2 A型肝炎
3 B型肝炎
4 C型肝炎
H 胆道疾患
1 胆道閉鎖症
2 先天性胆道拡張症
13章 腎泌尿器・生殖器疾患
A 概説
1 腎臓の発生と機能
2 主要症状
3 検査・診断
4 治療
B 原発性糸球体疾患
1 糸球体疾患の臨床症候分類
2 急性腎炎症候群を呈する代表的疾患
3 慢性腎炎症候群を呈する代表的疾患
4 ネフローゼ症候群とその代表的疾患
5 急速進行性腎炎症候群を呈する代表的疾患
C 全身性疾患に伴う糸球体疾患
1 紫斑病性腎炎
2 ループス腎炎
3 溶血性尿毒症症候群
D 遺伝性腎疾患
1 遺伝性糸球体疾患
2 遺伝性腎尿細管機能異常
3 嚢胞性腎疾患
E 尿細管間質疾患
1 尿細管間質性腎炎・薬物性腎障害
2 その他の尿細管疾患
F 腎不全
1 急性腎不全
2 慢性腎不全
G 先天性腎尿路奇形
1 病因・病態生理
2 症状
3 検査・診断
4 治療
5 膀胱尿管逆流
H 尿路感染症
1 細菌感染
2 出血性膀胱炎
I その他の腎尿路疾患
1 体位性蛋白尿
2 無症候性血尿
3 ナットクラッカー現象
4 尿路結石
J 精巣(睾丸)・陰嚢の異常
1 停留精巣
2 精巣捻転
3 陰嚢水腫
4 包茎
14章 血液・造血器疾患
A 概説
B 赤血球系疾患
1 貧血
2 再生不良性貧血
3 ファンコニ貧血
4 赤芽球癆
5 鉄欠乏性貧血
6 鉄芽球性貧血
7 巨赤芽球性貧血(悪性貧血)
8 遺伝性球状赤血球症
9 発作性夜間血色素尿症
10 赤血球の代謝酵素異常
11 自己免疫性溶血性貧血
12 その他の溶血性貧血
13 感染などの慢性疾患に伴う貧血
14 未熟児貧血
C 白血球系疾患
1 急性リンパ性白血病
2 急性骨髄性白血病
3 慢性骨髄性白血病
4 乳児白血病
5 若年性骨髄単球性白血病
6 ダウン症候群と白血病
D 出血性疾患
1 血小板機能異常症
2 凝固異常症
3 血小板異常症
E リンパ・細網内皮系疾患
1 ホジキン病
2 非ホジキンリンパ腫
3 ランゲルハンス細胞性組織球症
4 血球貪食性リンパ球組織球症
15章 腫瘍性疾患
A 概説
1 小児がんの特徴
2 画像診断
3 病理診断
4 治療
B 各種疾患
1 網膜芽細胞腫
2 肝芽腫
3 ウィルムス腫瘍
4 神経芽腫
5 横紋筋肉腫
6 骨肉腫
7 ユーイング肉腫ファミリー腫瘍
8 胚細胞腫瘍
9 脳腫瘍
16章 神経・筋疾患
A 概説
B 神経疾患
1 痙攣性疾患
2 脳血管障害
3 中枢神経感染症
4 自己免疫性神経疾患
5 頭部外傷
6 神経皮膚症候群
7 神経系の先天奇形
8 ミトコンドリア病
9 脳性麻痺
C 筋疾患
1 フロッピーインファント
2 重症筋無力症
3 筋ジストロフィー
4 筋強直(緊張)症候群
5 先天性ミオパチー
6 脊髄性筋萎縮症
17章 運動器疾患
A 概説
B 骨系統疾患
1 はじめに
2 軟骨無形成症
3 骨形成不全症
4 大理石骨病
C 変形
1 先天性股関節脱臼
2 先天性斜頸
3 先天性内反足
D 感染症
1 骨髄炎
E 骨端症
18章 精神発達・心身医学的問題
A 概説
B 神経発達障害
1 知的障害
2 自閉症スペクトラム障害
3 注意欠如・多動性障害(ADHD)
4 限局性学習障害
C 心身症
1 遺尿症(夜尿症および昼間遺尿症)
2 遺糞症
3 チック障害群
4 過敏性腸症候群
5 過換気症候群
6 摂食障害
7 吃音症
8 選択的緘黙症
9 睡眠障害(悪夢,夜驚症,夢中遊行症)
10 習癖
D 不登校
E 被虐待児症候群(子ども虐待)
参考図書
和文索引
欧文索引
序文
小児科は新生児から、場合によっては胎児の段階から成人に至るまで、ダイナミックに変化する体と精神発達を見守る総合診療科である。対応する範囲は先天性疾患、新生児疾患から感染症などの急性疾患、体すべての臓器別疾患、さらには疾患予防や育児支援など多岐にわたり、多種多様な小児科学分野の知識が必要になる。慢性疾患の成人期への移行医療や成育医療にみられるごとく人生のライフサイクルを見据えた診療姿勢も必須の時代になった。したがって、小児科学の講義はややもすると膨大な知識の羅列、医学情報の洪水のごとき印象を医学部学生に与えかねない。
本書は、小児科学をはじめて学ぶ学部学生のために小児の特性である成長・発達を中心軸に置き、そのまわりを取り巻く分野別知識、エッセンスをバランスよく配合して、小児科学の全体像が平易に俯瞰できるように心がけた。当然、学部学生が対象であるので、コアカリ、医師国家試験出題基準のレベルは網羅して記述内容が理解しやすいように写真、図表を加えてある。
本書の作成にあたっては、徳島大学小児科学教室の若手医師を中心にわが国の小児医療、医学の第一線で活躍しておられる先生方に執筆を依頼した。現在、リアルタイムで小児を診療している方々こそが、小児を診るための必須の医学知識、重点ポイントを一番熟知していると考えたからである。本書が学部学生の小児科学入門書として役立つことを願っている。
最後に、多忙にもかかわらず執筆頂いた多くの先生方に心より感謝致します。
2016年1月
香美祥二