疾患・症状別今日の治療と看護改訂第3版
総編集 | : 永井良三/大田健 |
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ISBN | : 978-4-524-26804-7 |
発行年月 | : 2013年3月 |
判型 | : A5 |
ページ数 | : 1493 |
在庫
定価9,900円(本体9,000円 + 税)
- 商品説明
- 主要目次
- 序文
800項目におよぶ疾患・症状を網羅した待望の改訂第3版。臨床実践で、実習で、すぐに役立つ看護師・看護学生のための安心の一冊。あらゆる疾患・症状の最新の知見をとりいれ、病気の原因、症状と診断、治療の実際および看護のポイントを第一線の専門医がていねいに解説。「看護が見えるキーワード」も新たに収載。知りたいことが探しやすく、自己学習や教育・研修に必携の書。
総論 看護が見えるキーワード
・医療のなかの看護のあり方
医療とは
看護とは
看護の倫理
看護とチーム医療
看護と診療報酬
看護と地域連携
EBNとEBP
・看護実践のサマリー
医療事故と対策
個人情報管理
院内感染対策
看護診断と臨床での活用
クリニカルパス
患者・家族への説明(インフォームドコンセント)と看護の役割
看護師のコミュニケーションスキル
Web情報の使い方
フィジカルアセスメントと看護の役割
バイタルサインの意義と意味
モニタリングの活用法
患者急変と心肺蘇生
終末期医療と緩和ケアの実践
死後の処置へのかかわり
移植医療の推進と看護の役割
治験における看護の役割
災害時の看護の役割
看護師の役割拡大
看護師のキャリアアップ
看護師のワークライフバランス
主要症状の治療と看護
・全身症状・皮膚症状
脱毛
紫斑
輸血合併症
かゆみ
アナフィラキシー
ショック
発熱
皮膚の痛み、知覚異常
浮腫
びまん性色素沈着
がん性疼痛
・呼吸器・循環器系
失神、立ちくらみ
呼吸困難、労作時呼吸困難
チアノーゼ
胸痛・背部痛
喀血、血痰
咳、喀痰
A 咳(咳嗽)
B 喀痰
動悸
胸水
嗄声
吃逆(しゃっくり)
・消化器系
口臭
食欲不振
嚥下困難
悪心、嘔吐
胸やけ
腹痛
腹部膨満感
消化管出血(吐血、下血・血便)
下痢
便秘
黄疸
腹水
肝性脳症(肝性昏睡)
・内分泌・代謝系
成長障害
甲状腺腫
発汗異常
女性化乳房
テタニー
・女性生殖器系
月経異常
下腹部痛
不正性器出血
帯下
・腎・泌尿器系
タンパク尿
血尿(顕微鏡的・肉眼的)
排尿異常
勃起障害
・血液・造血器系
貧血
白血球増加・減少
リンパ節腫脹、脾腫
A リンパ節腫脹
B 脾腫
出血傾向
造血幹細胞移植の適応と実際
造血幹細胞移植の合併症
・神経・精神系
意識障害
てんかん発作
頭痛(頭重)
めまい(眩暈)
耳鳴
失調
不随意運動
パーキンソニズム
運動麻痺
筋萎縮
感覚障害・しびれ
失語、失行、失認
幻覚、妄想
抑うつ
不安障害
せん妄
興奮、暴力
自殺念慮、自殺未遂
認知症
不定愁訴
拒薬
・運動器系
肩こり
腰痛
下肢痛(坐骨神経痛)
関節痛
筋肉痛
・眼・耳・鼻
眼痛
眼の充血
眼脂
飛蚊症
変視症
耳漏
鼻汁、鼻閉、くしゃみ
鼻出血
・小児
ショック
発熱
発疹
頭痛
腹痛
咳、喘鳴・呼吸困難
嘔吐、下痢
便秘
発育の遅れ
発達の遅れ
各種疾患の治療と看護
・循環器疾患
心肺機能停止状態
頻脈性不整脈
狭心症
急性心筋梗塞
陳旧性心筋梗塞
うっ血性心不全
後天性弁膜症
A 僧帽弁狭窄症
B 僧帽弁逆流症
C 大動脈弁狭窄症
D 大動脈弁逆流
E 三尖弁狭窄・逆流
成人の先天性心疾患
特発性心筋症、心筋炎
A 肥大型心筋症
B 拡張型心筋症
C 急性心筋炎
動脈硬化
高血圧症
低血圧症
大動脈瘤
大動脈解離
閉塞性動脈硬化症、バージャー病
感染性心内膜炎
大動脈炎症候群(脈なし病、高安病)
レイノー病
静脈瘤、血栓性静脈炎
リンパ管炎、リンパ節炎
リンパ浮腫
・呼吸器疾患
呼吸不全
かぜ症候群
インフルエンザ
急性上気道炎
急性気管炎、急性気管支炎
肺炎
A 細菌性肺炎
B マイコプラズマ肺炎
C ウイルス性肺炎
D 看護の指針
肺膿瘍(肺化膿症)
肺結核症、非結核性抗酸菌症
A 肺結核症
B 非結核性抗酸菌症
気管支喘息
慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎、肺気腫)
びまん性汎細気管支炎
気管支拡張症
無気肺、中葉症候群
肺がん
特発性間質性肺炎
サルコイドーシス
膠原病における胸郭内病変
過敏性肺炎
放射線肺炎
じん肺症
肺血栓塞栓症
肺性心
過換気症候群
CO2ナルコーシス
睡眠時無呼吸症候群
急性肺損傷、急性呼吸促迫(窮迫)症候群
気胸
胸膜炎
膿胸
肺の日和見感染症
嚢胞性肺疾患
A 進行性気腫性嚢胞(巨大肺嚢胞)
B 先天性嚢胞性腺腫様奇形
PIE症候群
薬剤性肺障害
慢性ベリリウム肺(慢性ベリリウム症)
肺胞タンパク症
肺動脈性肺高血圧症
胸膜腫瘍
縦隔腫瘍
縦隔気腫
・消化器疾患
口内炎、舌炎
胃食道逆流症、その他の原因の食道炎
食道アカラシア
食道静脈瘤
食道がん
マロリー・ワイス症候群
胃炎
A 急性胃炎
B 慢性胃炎
機能性ディスペプシア
胃・十二指腸潰瘍(消化性潰瘍)
胃ポリープ、胃粘膜下腫瘍
胃がん
胃切除後症候群
吸収不良症候群
タンパク漏出性胃腸症
過敏性腸症候群
感染性腸炎
アメーバ赤痢
腸結核
抗菌薬起因性腸炎
大腸憩室疾患
虚血性大腸炎
潰瘍性大腸炎
クローン病
大腸ポリープ
大腸がん
肛門疾患
A 痔核
B 痔瘻、肛門周囲膿瘍
虫垂炎
腸閉塞、イレウス
急性腹膜炎
ウイルス肝炎(急性、慢性)
劇症肝炎
肝硬変
門脈圧亢進症
肝細胞がん
脂肪肝
アルコール性肝障害
薬物性肝障害
自己免疫性肝障害
肝膿瘍
胆石症、胆嚢炎、胆管炎
先天性胆道拡張症
原発性硬化性胆管炎
胆道がん
膵炎
膵がん
・内分泌・代謝疾患
栄養と病気
糖尿病
糖尿病合併症
糖尿病昏睡
低血糖症
インスリノーマ
脂質異常症(高リポタンパク血症)
メタボリックシンドローム
痛風
肥満とやせ
A 肥満
B やせ
ビタミン欠乏症・過剰症
微量元素の欠乏症・過剰症
アミロイドーシス
成長ホルモン分泌不全性低身長症
下垂体前葉機能低下症
先端巨大症(末端肥大症)
高プロラクチン血症
尿崩症
抗利尿ホルモン分泌異常症
甲状腺機能低下症
甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
橋本病
亜急性甲状腺炎
単純性甲状腺腫
甲状腺腫瘍
副甲状腺機能低下症
原発性副甲状腺機能亢進症
アジソン病、急性副腎不全
クッシング病、クッシング症候群
副腎性器症候群
褐色細胞腫
原発性アルドステロン症
特発性浮腫
性腺機能低下症
多発性内分泌腫瘍症
カルチノイド
骨粗鬆症
・腎・泌尿器疾患
電解質異常
A ナトリウム(Na)代謝異常
B カリウム(K)代謝異常
C カルシウム(Ca)代謝異常
糸球体腎炎(急性および急速進行性)
IgA腎症
ネフローゼ症候群(成人)
急性腎不全
慢性腎臓病
透析療法
透析合併症
腎移植
尿細管間質性腎炎
二次性腎疾患
A 糖尿病性腎症
B ループス腎炎
C 痛風腎
高血圧性腎硬化症
多発性嚢胞腎
尿路閉塞、水腎症
尿路結石
非特異的尿路感染症(膀胱炎、腎盂腎炎)
尿路性器結核
前立腺疾患
A 前立腺肥大症
B 前立腺がん
腎細胞がん
膀胱腫瘍(膀胱がん)
精巣腫瘍(精巣がん)
神経因性膀胱
男性不妊症
・血液・造血器疾患
鉄欠乏性貧血
二次性貧血
再生不良性貧血、赤芽球癆
A 再生不良性貧血
B 赤芽球癆
溶血性貧血
悪性貧血、巨赤芽球性貧血
赤血球増加症(多血症)
骨髄異形成症候群
無顆粒球症、顆粒球(好中球)減少症
伝染性単核球症
慢性骨髄性白血病
慢性リンパ性白血病
急性白血病
成人T細胞白血病リンパ腫
悪性リンパ腫
多発性骨髄腫
マクログロブリン血症
特発性血小板減少性紫斑病
血栓性血小板減少性紫斑病、溶血性尿毒症症候群
血友病、フォン・ウィルブランド病
播種性血管内凝固症候群
・神経・筋疾患
ウイルス性脳炎
髄膜炎
クロイツフェルト・ヤコブ病 (プリオン病)
HTLV-T関連脊髄症
HIV関連神経障害
神経梅毒
脳梗塞
一過性脳虚血発作
脳出血
くも膜下出血
モヤモヤ病
可逆性後部白質脳症
側頭動脈炎
パーキンソン病
本態性振戦
ハンチントン病
脊髄小脳変性症
筋萎縮性側索硬化症
脳腫瘍
多発性硬化症
傍腫瘍性神経症候群
多発神経炎
自己免疫ニューロパチー
A ギラン・バレー症候群
B 慢性炎症性脱髄性多発(根)神経炎
C 多巣性運動ニューロパチー
D IgM Mタンパク血症に伴うニューロパチー
E クロウ・深瀬症候群
神経痛
末梢性顔面神経麻痺
顔面けいれん
周期性四肢麻痺
ミオトニア症候群
A 筋強直性ジストロフィー
B 先天性ミオトニア
C 先天性パラミオトニア
筋ジストロフィー
ミトコンドリア脳筋症
重症筋無力症、ランバート・イートン筋無力
症候群
A 重症筋無力症
B ランバート・イートン筋無力症候群
脊髄血管障害
脊髄空洞症
ウィルソン病
白質ジストロフィー
・精神疾患
精神疾患の歴史と病名・診断名
統合失調症と関連疾患
気分障害(躁うつ病)
A 双極性障害
B うつ病性障害
不安障害
A パニック障害
B 強迫性障害
C 恐怖症、社交恐怖
D 心的外傷後ストレス障害
解離性障害
身体表現性障害
A 障害の概念について
B 身体化障害
C 転換性障害
D 心気症
E 疼痛性障害
てんかん
薬物依存症
アルコール依存症
摂食障害
認知症
A アルツハイマー病
B 血管性認知症
一般身体疾患による精神障害
がん患者への精神的ケア(サイコオンコロジー)
睡眠障害、不眠症
パーソナリティ障害
心身症
・アレルギー疾患
花粉症
鼻アレルギー
食物アレルギー
薬物アレルギー
物理・化学物質アレルギー
ラテックスアレルギー
昆虫アレルギー
寄生虫アレルギー
血清病
・膠原病および類縁疾患
関節リウマチ
成人発症スティル病
若年性特発性関節炎
リウマチ性多発筋痛症
RS3PE症候群
乾癬性関節炎
SAPHO症候群
反応性関節炎
全身性エリテマトーデス
抗リン脂質抗体症候群
シェーグレン症候群
全身性硬化症(強皮症)
多発性筋炎、皮膚筋炎
混合性結合組織病、オーバーラップ症候群
結節性多発動脈炎
ANCA関連血管炎
クリオグロブリン血症
過敏性血管炎
ベーチェット病
再発性多発軟骨炎
リウマチ熱
線維筋痛症
自己炎症症候群
IgG4関連疾患
・感染症、寄生虫疾患
感染症へのアプローチ
病院感染防止対策
日和見感染症
敗血症
細菌性食中毒
ウイルス感染症
A アデノウイルス感染症
B 非ポリオエンテロウイルス感染症
C ヘルパンギーナ
D 手足口病
E ポリオ(急性灰白髄炎)
F 単純ヘルペスウイルス感染症(口唇、口腔、性器)
G サイトメガロウイルス感染症
H 狂犬病
I デング熱、デング出血熱
J ウイルス性出血熱
HIV感染症
クラミジア感染症
マイコプラズマ感染症
リケッチア感染症
A つつが虫病
B 日本紅斑熱
C 発疹熱
D 発疹チフス
E Q熱
細菌感染症
A 連鎖球菌感染症
B ブドウ球菌感染症
C 腸チフス、パラチフス
D 細菌性赤痢、疫痢
E コレラ
F レジオネラ症(在郷軍人病)
G 百日咳
H ジフテリア
I 猩紅熱
J 猫ひっかき病
K ペスト
L 野兎病
M 炭疽
N リステリア症
O 無芽胞嫌気性菌感染症
P 放線菌症(アクチノミセス)
Q ノカルジア症
R 破傷風
S ガス壊疽
真菌感染症
A カンジダ症
B クリプトコッカス症
C アスペルギルス症
D 接合菌症(ムーコル症)
E スポロトリコーシス
ハンセン病
スピロヘータ感染症
A 回帰熱
B ライム病
C レプトスピラ感染症(ワイル病)
D 鼠咬症
原虫性疾患
A ジアルジア症(ランブル鞭毛虫症)
B マラリア
C トリパノソーマ症
D リーシュマニア症
E トキソプラズマ症
F クリプトスポリジウム症
線虫症
A 鉤虫症
B 糞線虫症
C 蟯虫症
D 回虫症
E フィラリア症(糸状虫症)
F 顎口虫症
G 広東住血線虫症
H アニサキス症
I 幼虫移行症
J 旋毛虫症
K 鞭虫症
吸虫症
A 住血吸虫症
B 肺吸虫症
C 肝吸虫症
D 横川吸虫症
条虫症
A 腸管寄生条虫症
B 組織寄生幼条虫症
ダニ症
・中毒性疾患
中毒治療の原則
解熱鎮痛薬中毒
A アセトアミノフェン中毒
B アスピリン中毒
抗精神病薬中毒
鎮静薬・睡眠薬中毒
A ベンゾジアゼピン中毒
B バルビツール酸中毒
有機リン中毒
グルホシネート中毒
パラコート中毒
フグ中毒
毒蛇咬傷
きのこ中毒
有毒植物中毒
タバコ中毒
一酸化炭素中毒
硫化水素中毒
覚醒剤中毒
急性アルコール(エタノール)中毒
青酸化合物(シアン化合物)中毒
酸・アルカリによる傷害
・運動器疾患
頚髄症
胸部脊髄症
腰痛
腰椎椎間板ヘルニア
脊椎分離症、脊椎分離すべり症
腰部脊柱管狭窄症
脊柱側弯症
五十肩(肩関節周囲炎)
頚肩腕症候群
胸郭出口症候群
筋性斜頚
腕神経叢麻痺
末梢神経麻痺
フォルクマン拘縮
手根管症候群、肘部管症候群
A 手根管症候群
B 肘部管症候群
野球肘、テニス肘
A 野球肘
B テニス肘(上腕骨外上顆炎)
腱鞘炎(ばね指)
変形性関節症
特発性大腿骨頭壊死症
骨端症(骨端炎)
化膿性骨髄炎、化膿性関節炎
A 化膿性骨髄炎
B 化膿性関節炎
骨・関節結核
骨粗鬆症、くる病・骨軟化症
A 骨粗鬆症
B くる病・骨軟化症
脊椎炎
A リウマチ性脊椎炎
B 強直性脊椎炎
C 透析脊椎症
骨腫瘍
四肢軟部腫瘍
・皮膚疾患
湿疹、皮膚炎
A アトピー性皮膚炎
B 接触皮膚炎
C 脂漏性湿疹
D ビダール苔癬(慢性単純性苔癬)
E 貨幣状湿疹
F 自家感作性皮膚炎
G うっ滞性皮膚炎
H 皮脂欠乏性湿疹
痒 疹
皮膚そう痒症
紅皮症
蕁麻疹、血管性浮腫
紅斑症
皮膚血管炎
褥瘡、皮膚潰瘍
薬疹、中毒疹
光線過敏症
熱傷
物理的・化学的皮膚障害
A 凍瘡
B 凍傷
C 電撃傷
D 鶏眼、胼胝
E 陥入爪
水疱症
膿疱症
角化症
炎症性角化症
A 乾癬
B 類乾癬
C 扁平苔癬
D ジベル(Gibert)ばら色粃糠疹
細菌感染症
皮膚結核、皮膚サルコイドーシス
A 皮膚結核
B 皮膚サルコイドーシス
単純疱疹
帯状疱疹
疣贅、伝染性軟属腫
A 疣贅
B 伝染性軟属腫
皮膚真菌症
梅 毒
疥癬、ケジラミ
A 疥 癬
B ケジラミ
皮膚良性腫瘍
A 上皮系良性腫瘍
B 神経(堤)系良性腫瘍
C 間葉系良性腫瘍
肥厚性瘢痕、ケロイド
皮膚悪性腫瘍
母斑、母斑症
A 母 斑
B 母斑症
色素沈着症
尋常性白斑(しろなまず)
ざ瘡、酒さ
A ざ瘡
B 酒さ
汗疹、腋臭症
脱毛症
・妊産婦・婦人科疾患
無月経
月経周期異常
多嚢胞性卵巣症候群
乳汁漏出性無月経
神経性食欲不振症
月経困難症
月経前症候群
不妊症
生殖補助医療
卵巣過剰刺激症候群
不育症、習慣流産
避妊法の選択と低用量ピル
更年期の健康問題
ホルモン補充療法
閉経後骨粗鬆症
子宮脱(骨盤臓器脱)
外陰炎、外陰潰瘍、外陰がん
腟炎、子宮頸管炎
A 腟炎
B 子宮頸管炎
骨盤内感染症
性感染症
子宮内膜症、子宮腺筋症
子宮筋腫
子宮粘膜下筋腫、子宮内膜ポリープ
子宮頸がん、前がん病変
子宮体がん
子宮肉腫
絨毛性疾患
良性卵巣腫瘍
悪性卵巣腫瘍
腹腔鏡下手術
妊娠悪阻
流産、切迫流産
異所性妊娠
早産、切迫早産
絨毛膜羊膜炎
前期破水
前置胎盤
常位胎盤早期剥離
多胎妊娠
妊娠糖尿病・糖尿病合併妊娠
妊娠高血圧症候群
母子感染
胎児発育不全
胎児形態異常
胎児水腫
胎児機能不全
分娩時出血、産科ショック
子宮復古不全
産褥熱
乳腺炎
産褥精神障害
乳がん
・小児疾患
低出生体重児
新生児仮死
新生児動脈管開存症
呼吸窮迫症候群
新生児低血糖症
新生児けいれん
新生児高ビリルビン血症
麻疹
風疹
突発性発疹
水痘、帯状疱疹
流行性耳下腺炎
伝染性紅斑
川崎病
細気管支炎
クループ症候群、急性喉頭蓋炎
気道異物
気管支喘息
胆道閉鎖症
肥厚性幽門狭窄症
イレウス
腸重積症
乳幼児下痢症
血管性紫斑病
起立性調節障害
心室中隔欠損症
心房中隔欠損症
ファロー四徴症
心筋炎
小児ネフローゼ症候群
急性糸球体腎炎
小児の慢性糸球体腎炎
水腎症・水尿管症
膀胱尿管逆流
脳性麻痺
精神遅滞
熱性けいれん
てんかん
小児の細菌性髄膜炎
小児の急性脳炎・脳症
夜尿、遺尿
不登校
広汎性発達障害
アスペルガー症候群
注意欠陥多動性障害
チック
言語障害
ダウン症候群
ターナー症候群
ケトン性低血糖症
小児の糖尿病
尿素サイクル異常症
有機酸代謝異常症
ライソゾーム病
先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)
先天性副腎過形成症
成長ホルモン分泌不全症
肥満
くる病
軟骨無形成症・低形成症
小児の固形腫瘍
小児の白血病
小児の鉄欠乏性貧血
小児の好中球減少症
小児の再生不良性貧血
原発性免疫不全症候群
乳幼児の股関節脱臼
口唇口蓋裂
子ども虐待
子どもを代理とするミュンヒハウゼン症候群
・眼疾患
ドライアイ
アレルギー性結膜炎
感染性結膜炎
角膜炎、角膜潰瘍
白内障
緑内障
網膜剥離
糖尿病網膜症
未熟児網膜症
加齢黄斑変性
眼底出血
ぶどう膜炎
視神経炎
屈折異常と調節異常
A 屈折異常
B 調節異常
斜視、弱視
A 斜 視
B 弱 視
色覚異常
眼外傷
眼腫瘍
・耳鼻咽喉疾患
外耳道炎
中耳炎
耳硬化症
突発性難聴
メニエール病
動揺病
副鼻腔炎
嗅覚障害
味覚障害
アデノイド・扁桃肥大、扁桃炎
A アデノイド・扁桃肥大
B 扁桃炎
再発性アフタ
唾液腺疾患
喉頭炎
喉頭麻痺
深頸部感染症
頭頸部悪性腫瘍
和文索引
欧文索引
医療の本質は病める人々への慈愛とケアです。医療の本質や使命は、洋の東西を問わず、古来変わることはありません。しかしながら近代科学が始まって以来、病気や患者を客観化した対象としてとらえるようになりました。これによって医学は進歩しましたが、医療に対する不信感も生まれてきたように思われます。科学としての医学は重要ですが、常に病者に対する共感を忘れてはならず、両者をバランスよく学んだときに、真のケアが可能となります。
看護師の業務は「療養上の世話」と「診療の補助」とされ、やや性格の異なる仕事を担っています。いずれも重要な使命ですが、どちらも医学的知識が基本となります。しかし近年、医学に関する情報は膨大になり、これを短期間で身につけることが困難となりつつあります。
とくに、最近、「診療の補助」の重要性が指摘されるようになりました。このため看護師が学ぶべき範囲は従来よりも拡大され、内容もより高度になりました。こうした状況に対応するためには、医学の経験が豊富な筆者によって書かれたわかりやすい教科書が必要です。
本書は1996年に水島裕先生を監修者として、「専門医の執筆による看護師のための医学の解説書」として刊行されました。2004年に第2版が刊行されましたが、すでに時代も変わったため、今回、新たな執筆者を迎えて改訂することとなりました。基本的主旨は前版を踏襲し、看護学生や看護師に、主要疾患の起こり方、症状と診断のすすめ方、治療の実際について、専門医が解説することで、その医学的理解を促そうとするものです。今回の改訂では、この一冊で看護上必要な知識が一通り得られるように、「総論」として看護に関連するキーワードを解説する項目も加えました。
さらに、より読みやすくなるよう、重要な症状・疾患では、冒頭の「キーポイント」や全体像がとらえられる解説(「考え方の基本」)を加え、図表解説の充実をするなどの工夫をしました。学習の参考書としてだけでなく、教育・研修に当たられている方々にも参考になると思われます。また、本書により、より質の高い看護が実践されるよう期待しております。
最後に、多忙な時間をさいて編集・執筆いただいた皆様に心より感謝を申し上げます。
2013年1月
永井良三
大田健