新 ME早わかりQ&A
1.血液浄化装置
編集 | : 「新 ME早わかりQ&A」編集委員会 |
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編集担当 | : 峰島三千男 |
ISBN | : 978-4-524-26693-7 |
発行年月 | : 2015年12月 |
判型 | : B5 |
ページ数 | : 434 |
在庫
定価5,280円(本体4,800円 + 税)
正誤表
-
2015年12月28日
第1刷
- 商品説明
- 主要目次
- 序文
- 書評
臨床工学技士を目指す学生や若手臨床工学技士が、実習や現場に出て直面するであろう疑問にQ&A方式で答えたテキスト。特定の製品に依存しない、普遍的な機器の扱いに焦点を当ててまとめ、基礎と実践の橋渡しとして役立つものとした。本巻「血液浄化装置」は各種血液浄化法について、その原理・構成から取扱い・保守管理の実際までを190のQ&Aにまとめた。
I.血液透析
1.原理・基礎
Q1.拡散とはどのような現象ですか
Q2.限外濾過とは何ですか
Q3.血液透析(HD)治療の目的は何ですか
Q4.透析膜の種類と特徴について教えてください
Q5.生体適合性とは何ですか
Q6.血液回路の標準的なものについて教えてください
Q7.ダイアライザの種類と,それぞれの構造はどのようになっていますか
Q8.ダイアライザはどのように使い分けるのですか
Q9.ダイアライザの滅菌方法・有効期限・洗浄方法について教えてください
Q10.ダイアライザの血液と透析液はなぜ同じ向きに流してはいけないのですか
Q11.逆濾過とは何ですか
Q12.内部濾過促進型血液透析とは何ですか
Q13.血液透析におけるクリアランスの定義について教えてください
Q14.クリアランスに影響を及ぼす因子は何ですか
Q15.クリアランス値を増大させるにはどうしたらよいですか
Q16.総括物質移動面積係数とは何ですか
Q17.限外濾過率と濾過係数の定義について教えてください
Q18.ふるい係数とは何ですか
Q19.シャープな分画特性とブロードな分画特性とはどう違うのですか
2.システムの構成要素
Q20.バスキュラーアクセスの種類と特徴について教えてください
Q21.バスキュラーアクセスに関する合併症について教えてください
Q22.バスキュラーアクセスを長持ちさせるにはどうすればよいか教えてください
Q23.抗凝固薬の種類と役割について教えてください
Q24.抗凝固薬の使用法について教えてください
Q25.透析液の役割と歴史的変遷について教えてください
Q26.透析液の種類とその臨床的意義について教えてください
Q27.透析液はどのようにして作製するのですか
Q28.水処理システムについて教えてください
Q29.水処理システムの交換すべき部分とその周期について教えてください
Q30.セントラル方式の透析液供給方法の長所と短所を教えてください
Q31.粉末製剤溶解装置とは何ですか
Q32.多人数用透析液供給装置の機能について教えてください
Q33.透析用監視装置とは何ですか
Q34.透析装置の消耗部品交換・定期点検について教えてください
Q35.個人用透析液装置の長所と短所について教えてください
Q36.透析液・逆浸透(RO)水配管について注意すべき点は何ですか
Q37.透析液の清浄化対策(バリデーション)について教えてください
Q38.透析液系統の細菌数・エンドトキシン濃度の検査はどのようにすればよいですか
Q39.日々の透析液濃度のチェックはどのようにするのですか
Q40.透析装置の濃度・温度の制御,監視機構について教えてください
Q41.透析装置の除水制御機構について教えてください
Q42.除水誤差の原因として何が考えられますか
Q43.抗凝固薬注入ラインが血液ポンプの後に設けられるのはどうしてですか
Q44.ダイアライザや血液回路内に血液凝固が生じた場合はどう対処するのですか
Q45.気泡検知器とは何ですか
Q46.気泡検知器の動作確認はどのようにしたらよいのですか
Q47.空気が血液回路内に誤入した場合はどう対処したらよいのでしょうか
Q48.空気が患者体内にまで入ったときの処置について教えてください
Q49.漏血検出器とは何ですか
Q50.漏血検出器が正常かどうか判断するにはどうしたらよいですか
Q51.漏血検出器・気泡検知器の誤作動はどのような場合に起こるのですか
Q52.ダイアライザがリークした場合はどう対処したらよいのでしょうか
Q53.透析装置の圧力測定機構の機能と目的は何ですか
Q54.血液ポンプの校正の方法について教えてください
Q55.透析装置の保全計画の立て方について教えてください
Q56.透析装置の洗浄・消毒に用いる薬剤の使用量・濃度・消毒時間の基準を教えてください
Q57.透析液供給装置の洗浄・消毒はどのようにすればよいのですか
Q58.結核患者に用いた器具の消毒には何を用いればよいですか
Q59.HB抗原陽性またはHCV抗体陽性患者治療後の装置の消毒基準を教えてください
Q60.透析支援システムについて教えてください
Q61.単針透析について教えてください
3.治療の実際
Q62.透析装置の始業前点検について教えてください
Q63.透析装置の準備方法について教えてください
Q64.検査のための採血はいつ,どのようにしたらよいのでしょうか
Q65.血流量,透析液流量はどのようにして決めるのですか
Q66.透析時間はどのようにして決めるのですか
Q67.除水量はどのようにして決めるのですか
Q68.除水プログラムの設定・使用方法について教えてください
Q69.膜間圧力差について教えてください
Q70.静脈圧警報が発生したときその原因として何が考えられますか
Q71.静脈穿刺針が透析中に抜けた場合の対処方法を教えてください
Q72.透析液濃度異常の対処方法を教えてください
Q73.透析液温度異常の対処方法を教えてください
Q74.心胸郭比とは何ですか
Q75.ドライウエイトの設定方法を教えてください
Q76.透析中のバイタルサインの測定について教えてください
Q77.高ナトリウム透析はどのようにして行うのですか
Q78.低温透析の方法とその効果について教えてください
Q79.血液透析の終了時の操作方法について教えてください
4.トラブルシューティング
Q80.血圧変動が起きた場合はどうすればよいでしょうか
Q81.筋痙攣に対する処置はどのようにすればよいでしょうか
Q82.頭痛が生じた場合はどうすればよいでしょうか
Q83.治療中ショックを起こした場合はどのように対処したらよいでしょうか
Q84.胸痛・呼吸困難を訴えた場合はどうすればよいでしょうか
Q85.吐き気・嘔吐を生じた場合はどのように対処したらよいでしょうか
Q86.発熱・悪寒はどのようなときに起こるのですか
Q87.不整脈がみられた場合はどのように対処したらよいでしょうか
Q88.透析中に一時離脱する場合はどのようにしたらよいでしょうか
Q89.地震・停電・火事などの災害時にはどのようにすればよいでしょうか
5.適正透析
Q90.透析不足とはどのような状態ですか
Q91.循環血液量モニタについて教えてください
Q92.実血流量測定装置について教えてください
Q93.身体水分分析装置について教えてください
Q94.除去率の計算方法を教えてください
Q95.除去量を測るときの注意点について教えてください
Q96.Kt/Vについて教えてください
Q97.クリアスペースについて教えてください
Q98.クリアランスギャップについて教えてください
Q99.時間平均溶質濃度について教えてください
II.血液透析濾過・血液濾過
Q100.血液透析濾過・血液濾過とはどのような治療法ですか
Q101.血液透析・血液透析濾過・血液濾過のそれぞれの治療の基本的な違いは何ですか
Q102.血液透析濾過の溶質除去特性は血液透析・血液濾過に比べてどのように異なりますか
Q103.血液透析濾過器・血液濾過器の特徴について教えてください
Q104.前希釈法と後希釈法の違いについて教えてください
Q105.オフライン後希釈法HDF・HFで設定できる濾過速度はどのくらいの範囲ですか
Q106.血液濾過装置・血液透析濾過装置におけるバランス制御方法にはどのようなものがありますかそれぞれどのような特徴がありますか
Q107.血液濾過装置・血液透析濾過装置で除水誤差が生じたときに何が原因として考えられますか
Q108.オンラインHDFを施行する際の必要条件とは何ですか
Q109.オンラインHFについて教えてください
Q110.HDF・HF用の補充液はどのようなものですか
Q111.オフラインHDF・HF用の補充液量はどのように設定すればよいのですか
Q112.オフラインHF・HDF用補充液の加温方法について教えてください
Q113.ECUMとは何のことですかその方法はどのようなものですか
III.腹膜透析
Q114.腹膜透析(PD)の原理について教えてください
Q115.腹膜透析ではどのように物質交換がなされているのですか
Q116.腹膜透析の長所と短所について教えてください
Q117.腹膜透析をできない患者の条件を教えてください
Q118.腹膜透析における残存腎機能について教えてください
Q119.CAPDとAPDの選択と適応について教えてください
Q120.腹膜透析の種類(TIPD,NPD,CCPD,IPD)について教えてください
Q121.バッグ交換について教えてください
Q122.腹膜透析液について教えてください
Q123.接続システムについて教えてください
Q124.APD装置の種類と特徴について教えてください
Q125.APD装置の保守点検について教えてください
Q126.腹膜透析カテーテルの種類について教えてください
Q127.腹膜透析カテーテル留置術について教えてください
Q128.腹膜透析カテーテルのトラブルについて種類と対処法を教えてください
Q129.腹膜透析カテーテルケアについて教えてください
Q130.腹膜平衡試験(PET)とは何ですか
Q131.PDの透析量はどのように決めているのですか
Q132.PD+HD併用療法について教えてください
Q133.PD+HDによる患者管理はどのようにすればよいですか
Q134.CAPDの合併症にはどのようなものがありますか
Q135.腹膜炎の診断と治療について教えてください
Q136.出口部感染の診断と治療について教えてください
Q137.トンネル感染の診断と治療について教えてください
Q138.被.性腹膜硬化症について教えてください
Q139.腰痛対策について教えてください
Q140.PDを導入する場合に必要なものと患者の適性について教えてください
Q141.CAPD導入時の患者教育はどのようにしたらよいでしょうか
Q142.食事療法のポイントを教えてください
Q143.入浴するときの注意点を教えてください
Q144.使用後の回路・バッグ・排液の後始末の注意点について教えてください
IV.持続的血液浄化法
Q145.持続的血液浄化法とはどのような治療法ですか
Q146.持続的血液浄化法はどのような疾患に適用されるのですか
Q147.持続的血液浄化法における臨床効果と注意点について教えてください
Q148.持続的血液浄化法の原理と種類について教えてください
Q149.持続的血液浄化装置の種類,構造と機能について教えてください
Q150.持続的血液浄化装置の実際の操作方法を教えてください
Q151.装置の使用前・使用後の点検はどのように行うのですか
Q152.装置の定期点検はどのように行うのですか
Q153.持続的血液浄化法に必要とされるバスキュラーアクセスはどのようなものですか
Q154.持続的血液浄化法に用いる濾過器を長時間使用する工夫を教えてください
Q155.濾過器の目詰まりの発見法・対処法にはどのようなものがありますか
Q156.小児に対する血液浄化法で気をつけることはどのような点ですか
V.アフェレシス療法
1.吸着療法
Q157.吸着療法の種類とその適応を教えてください
Q158.血液吸着と血漿吸着の違いについて教えてください
Q159.活性炭吸着療法について教えてください
Q160.β2.ミクログロブリン吸着療法について教えてください
Q161.エンドトキシン吸着療法について教えてください
Q162.LDL吸着療法について教えてください
Q163.免疫吸着療法について教えてください
Q164.ビリルビン吸着療法について教えてください
Q165.白血球除去療法について教えてください
Q166.吸着療法の回路構成・安全機構・周辺機器について教えてください
Q167.吸着療法の施行法とその注意点はどのようなことですか
Q168.血液吸着は何時間くらい,どのくらいの間隔で行うのですか
Q169.総灌流血液量や血流量などの操作条件の設定方法について教えてください
Q170.血流を流す方向は吸着カラムの上から下,下から上のどちらが適切ですか
Q171.抗凝固薬は何をどのくらいの用量で使用すればよいのですか
Q172.吸着療法とほかの血液浄化装置を組み合わせて使用することがありますか
2.血漿交換療法
Q173.血漿交換療法にはどのような方法がありますか
Q174.遠心分離の血漿交換装置の構造・構成について教えてください
Q175.遠心分離法と膜分離法の長所と短所を教えてください
Q176.二重濾過血漿分離交換とは何ですか
Q177.膜型血漿分離器・血漿成分分画器にはどのような性能が要求されますか
Q178.血漿交換装置の構造・構成について教えてください
Q179.置換液と分離血漿のバランス制御法にはどのようなものがありますか
Q180.血漿交換装置の日常点検について教えてください
Q181.血漿交換装置の定期点検について教えてください
Q182.血漿交換療法の際の血漿処理交換量は何を指標とし,どのように設定すればよいのでしょうか
Q183.血漿交換時の血流量・血漿流量の設定法を教えてください
Q184.血漿交換の置換液はどのような組成になっていますか
Q185.血漿交換のときの置換液濃度はどのように設定するのですか
Q186.血漿交換では透析と比較してヘパリンを多く用いるのですか
Q187.溶血時にはどのように対処したらよいのでしょうか
Q188.血漿交換療法で膜間圧力差の上昇が起こったときにはどのようにすればよいのですか
3.腹水濾過・濃縮再静注法
Q189.腹水濾過・濃縮再静注法とは何ですか
Q190.腹水濾過・濃縮再静注法にはどのような分離器や装置が用いられるのですか
参考文献
索引
編集の序
血液浄化療法は膜や吸着などの分離技術をもとに、病因物質の除去や患者体内環境の是正を通じ、患者の病態改善を図る治療法である。患者血液を体外循環し、浄化された血液を患者へ戻すことから血液浄化と呼ばれる。当初は腎不全治療としての血液透析として花開いたが、その後、急性期治療や難病の治療へもその基盤技術を拡大応用し、今日の血液浄化療法として定着するに至っている。
本書「新ME早わかりQ&Aシリーズ1。血液浄化装置」はその前身である「ME早わかりQ&Aシリーズ第6巻血液浄化装置」の全面改訂版である。旧シリーズの1冊として1993年に発刊されて以来22年ぶりの改訂となるが、その間の技術の進歩には目を見張るものがある。
透析分野だけに限ってみても、透析膜やダイアライザの改良、透析装置の多機能化・自動化、新しい透析液の開発、水処理システムの進歩などの技術は言うまでもないが、オンラインHDFの台頭、合併症対策の進展など治療技術の進歩も挙げられる。
また、持続的血液浄化法に関しては、救命・救急、集中治療領域の治療としてしっかり足場を築いた。今ではこの分野で欠かせない治療技術の一つとして定着し、治療効果の増大、救命率の向上に寄与している。アフェレシス療法についても適応拡大が見られ、新たな臨床的有用性が数多く報告されている。
以上の背景から、本書では改めてクエスチョン(Q)の項目を見直したが、原理などの基礎知識、基本的な治療技術やその考え方などについては前身のシリーズと変わらないものも多い。一方、それに対するアンサー(A)は今の時代に合った内容の記述にしていただき、最新の知識を習得できるよう心がけた。
本書の最大の特徴は、その名のとおりQ&A方式となっている一方で、その解説内容が細部にわたっているために、基礎的なところから順番に読んでいただければ教科書としての役割を十分果たしていることである。Qは全部で190にのぼり、豊富な図表を例に丁寧に解説されているので、講義で履修する内容を違った角度から見直すように活用することも可能であろう。臨床工学技士をはじめとする医療スタッフ養成校の学生にとっては、基本項目をそれぞれ確認して読み進んでいただければ、国家試験対策などの知識の整理に十分役立つものと確信している。
また、目次がクエスチョン(Q)そのものとなっているため、事典として利用することも可能である。特に応用的な項目のQに対するAについては、かなり臨床的、専門的な内容となっており、現場で働く医療スタッフが知識の確認を行う際、十分活用できるようになっている。「今さら聞けない」場面に遭遇しても本書を確認すれば事なきを得ることも多いものと思われる。
最後に、お忙しい中で各項目を執筆いただいた先生方にこの場をお借りして御礼を申し上げる。
2015年10月
峰島三千男
血液浄化療法は19世紀初頭に発見された透析療法を中心として、濾過や吸着といった物理化学的な原理による物質分離技術により、体内に蓄積した病因物質の除去や、不足している物質を補うことにより体内の恒常性を保つ治療法である。血液浄化を行うためにはバスキュラーアクセス、ダイアライザをはじめヘモダイアフィルターや血液濾過器を中心とする血液浄化器、透析液や血液濾過用補充液、それらのシステムをコントロールする血液透析装置や血液透析濾過装置などが必要である。そしてこれらのシステムを適切に運用するためには臨床工学技士の存在が不可欠となっている。
今回、臨床工学技士業務の実践に即した書籍として、東京女子医科大学臨床工学科教授、峰島三千男先生の編集により、血液浄化に関し各領域の専門家によって執筆された『新ME早わかりQ&A 1。血液浄化装置』が発刊された。本書はその前身である『ME早わかりQ&Aシリーズ 第6巻 血液浄化装置』の全面改訂版である。旧シリーズの1冊として1993年に発刊されて以来22年ぶりの改訂となるが、その間の技術の進歩には目を見張るものがある。
1993年当時からの血液浄化に関する技術の進歩は著しく、透析アミロイド症克服のため高性能膜を使ったダイアライザが次々と開発された。また、1995年にはHDF研究会が設立され、透析液の清浄化、HDFに適したフィルターの開発、血液透析装置、血液透析濾過装置の全自動化や多機能化などの技術革新が行われた。その後、2012年にオンラインHDF療法が認可され急速に普及しつつある。
一方、救命救急、集中治療室での持続的血液療法や急性血液浄化療法、さらにアフェレシス療法においても臨床的有用性が報告され、各分野での治療法の一つとして定着している。
また、近年ではバスキュラーアクセスや腹膜透析管理における臨床工学技士業務も拡大しつつある。
このような背景から、本書は臨床工学技士を目指す学生や若手臨床工学技士が、実習や現場で直面すると考えられる疑問にQ&A方式で記述されたテキストである。各種血液浄化法について、その原理・構成から取り扱い・保守管理の実際まで190項目のQ&Aでわかりやすく解説されている。その内容は、特定の製品に依存せず、普遍的な器機の扱いに焦点を当ててまとめられ、基礎と実践の橋渡しとして役立つものと考える。
最後に、本書の編者である峰島三千男先生、ならびに各執筆者の先生方に対して惜しみない賞賛を贈り推薦文を締めさせていただく。
臨床雑誌内科118巻3号(2016年9月増大号)より転載
評者●社会医療法人川島会川島病院院長 水口潤