教科書

ネッター解剖学 フルセット版[電子書籍付]原書第7版

アトラス・別冊学習の手引き・Bonus Plates

監訳 : 相磯貞和/今西宣晶
ISBN : 978-4-524-23009-9
発行年月 : 2022年1月
判型 : A4変
ページ数 : 938

在庫あり

定価18,700円(本体17,000円 + 税)

正誤表

  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

「ネッター解剖学アトラス(原書第7版)」に別冊として「学習の手引き(Study Guides)」と「Bonus Plates」,さらにこれらの「電子版」をセットにして学習効果を高めた特別版.電子版は,添付のPINコードでタブレット等の端末にダウンロードして閲覧できる.「学習の手引き(Study Guides)」はアトラス本体と対応しており,各部において学習目標を掲げ,ミニマムエッセンスと臨床ポイントを箇条書きでわかりやすくまとめている.「Bonus Plates」ではアトラス本体に非収載のアトラス117点を掲載.学習サイトStudent Consult(英語版)のアクセス権付き.

第1章 総論
 総論
第2章 頭頚部
 体表解剖
 頭頚部の表層
 骨と靭帯
 顔面浅層
 頚部
 鼻部
 口部
 咽頭
 甲状腺と喉頭
 眼窩とその内容
 耳
 髄膜と脳
 脳神経と頚神経
 脳血管系
 頭部撮影像
 臨床に役立つ解剖の知識
 頭頚部の筋
第3章 背部と脊髄
 体表解剖
 骨と靭帯
 脊髄
 筋肉と神経
 水平断解剖図
 臨床に役立つ解剖の知識
 背部の筋表
第4章 胸部
 体表解剖
 乳腺
 体壁
 肺
 心臓
 縦隔
 断面解剖図
 断面解剖図
 臨床に役立つ解剖の知識
 胸部の筋
第5章 腹部
 体表解剖
 体壁
 腹膜腔
 内臓(腸管)
 内臓(付属器)
 内臓の脈管系
 神経支配
 腎臓と副腎
 腹壁と内臓縦断面
 リンパ系
 CT 画像
 断面解剖図
 臨床に役立つ解剖の知識
 腹部の筋
第6章 骨盤と会陰
 体表解剖
 骨と靭帯
 骨盤底とその構成
 膀胱
 子宮,膣および支持構造
 会陰と外生殖器:女性
 会陰と外生殖器:男性
 生殖器の発生
 精巣,精巣上体および精管
 直腸
 骨盤の臨床画像
 脈管系
 神経支配
 断面解剖図
 臨床に役立つ解剖の知識
 骨盤と会陰の筋
第7章 上肢
 体表解剖
 表層の解剖学
 肩と腋窩
 上腕
 肘関節と前腕
 手関節と手
 神経脈管系
 肩関節画像
 臨床に役立つ解剖の知識
 上肢の筋
第8章 下肢
 体表解剖
 表層の解剖学
 股関節と大腿
 膝関節
 下腿
 足関節と足
 神経脈管系
 臨床画像
 臨床に役立つ解剖の知識
 下肢の筋
参考文献
和文索引
欧文索引

 Frank H. Netter 博士のAtlas of Human Anatomy(ネッター解剖学アトラス)を手にすることで,医学や医療関連の分野で最もよく知られている多くの人体解剖図のコレクションを得ることができます.今回の第7 版では,ネッター博士の有名な解剖図に加えて,現在メディカルイラストレーターの第一人者であるCarlos A. G. Machado 博士が描いた約100点の解剖図もご覧いただけます.Machado 博士は,近年臨床と密接に関係し重要となっている解剖事項に焦点をあてています.その解剖図は向上した解剖技術と画像化技術によって得られたものです.さらに,50 枚以上の厳選された放射線科領域画像を掲載することで,理想化されて表現された解剖図が臨床現場で実際に経験する患者の体の構造を理解するのに役立つと考えます.
 さらに学習を容易にするために解剖図や表は数多く更新されていますが,第7 版の最も重要な変更点は以下の通りです.
総論(第1章)
 多くの学生や「ネッター解剖学アトラス」のファンからの要望に応えて,系統解剖図を載せた章を第1 章として追加し,これまでにはなかった全身の解剖図を提供しています.
章末の表:臨床に役立つ解剖の知識
 「ネッター解剖学アトラス」は,医師が描いた唯一の解剖学アトラスです.Netter 博士は外科医,Machado 博士は循環器専門医です.このアトラスの解剖図は,臨床的視点を反映したものとなっています.
 臨床に焦点をあて,健康と医学の統合的なカリキュラムに則するために,第1 章を除く各章の最後には,損傷を受けやすい構造や臨床的に重要で解剖学の教科の中でよく取り上げられる構造を表として掲載しています.その表は系統別にまとめられ,学生は各構造ごとに整理された臨床的事項のまとめとその鍵となる構造が最もわかりやすい解剖図の番号を示し,すぐに見られるようになっています.
Machado 博士による新しい解剖図
この版のためだけに,25 枚以上の新しい解剖図がMachado博士によって描かれています.学生,教員,解剖学者,医師などからこれまでとは異なる解剖学的視点や概念から捉えた新しい解剖図の提案に基づくものです.また大規模な解剖学の学会会場に設置された「次にMachado 博士はどんな解剖図を描くべきか」という提案箱に寄せられたものもあります.どの新しい解剖図を優先的に掲載するかはコンサルティングエディターの間で協議されました.この版に新しく載せられた解剖図は,臨床的に重要な構造(頚部の筋膜構造,下肢の深部静脈,股関節の滑液包,前立腺の血管系)や,視覚化が困難な構造(側頭下窩)が中心ですが,もちろん最初の章のための新しい解剖図も追加されています.
解剖学用語の更新
 「ネッター解剖学アトラス」は,1998 年のTerminologia Anatomica を更新したものとして,Federative International Programme on Anatomical Terminologies(2016 年9 月24日にドイツのゲッティンゲンで開催)によって承認され,発表された用語を使用しています.用語の更新が多く行われており,一部では更新をわかりやすくするために旧来の用語を括弧内に併記しています.
新しい放射線画像
 第7 版では50 枚以上の放射線画像とMRI 画像などが掲載されています.その中には新しい画像や新しい画像診断装置を用い,これまでの画像を置き換えたものが含まれています.画像は肉眼解剖学を学んでいる学生にとって役立つものを基準に選択しました.
 「ネッター解剖学アトラス」の内容は,Netter’s Atlas を愛する多くの学生,教育者,解剖学者,臨床医からのフィードバックを参考にし,優秀な国際諮問委員会の協力を得て献身的で情熱的なコンサルティングエディターのチームによって更新,作成,監修されています.
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