Blaustein's Pathology of the Female Genital Tract,
7th ed.
著者 | : R.J.Kurman, B.M.Ronnett & L.Ellenson (eds.) |
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出版社 | : SPRINGER-VERLAG |
ISBN | : 978-3-319-46333-9 |
ページ数 | : 1467pp.(1517illus.) |
出版年 | : 2019年 |
在庫
定価67,419円(本体61,290円 + 税)
- 商品説明
- 書評
本書は当該領域における権威あるレファレンスである。国際的に認められた専門家によって執筆され、それぞれの導入部分はすべて概論から詳説へと移行するよう構成されており、読者はすべての章で重要な情報に素早くアクセスすることができる。
1977年に初版が刊行されて以来、本書は婦人科病理学の定番タイトルとしての地位を固めてきた。すべての病理学者や研修医にとって欠かすことのできないレファレンスである本書の第7版は、徹底的にアップデートされ、1,400以上のカラーのイラスト、参照しやすい表と22の改訂された章を収載している。
また本書では1つのトピックについて、概論、病因、疫学、臨床的特徴、病理学的所見、鑑別診断、臨床的行動、治療を含むように編成されている。この明瞭な構成は本書のいたるところに適用されており、読者はあらゆる章の重要な情報に素早くアクセスすることができる。
本書は病理学者や研修医、ならびに産科/婦人科医にとってゴールドスタンダードレファレンスであり続けている。
※冊子版に未収載となっておりますINDEXは、以下の出版社サイトに掲載されています。
ページ下部の「Back Matter, Pages 1469-1508」からpdfファイルがダウンロード可能です。
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患者さんのQOL向上のため、産婦人科医は必ず机上に置きたい!
本書は、婦人科病理学の分野において、世界で最も読まれている教科書である。しかし、いわゆる教科書らしい雰囲気はなく、全ての章に最新情報が織り込まれ、雑誌のような読みごたえがある。さらに充実しているのは“Clinical Behavior and Treatment”であり、改訂により新たなエビデンスや最新治療の紹介も行っているところが素晴らしい。私自身、稀な腫瘍の患者さんに出会うと、必ず最初に本書にあたり、それまでに集積された治療法の全体像を知ることにしている。その後にPubMedで論文検索を行うときわめて効率的に最適な治療法に辿り着くのである。したがって、患者さん一人ひとりの治療法選択とQOL向上のために、わが国のすべての産婦人科医が本書を机上に置くことを推奨したい。
この度、8年前の6th Editionと見比べながら、今回の7th Editionを読み通してみて、各章を担当した著者たちの熱い情熱をビンビンと肌で感じた。特に、各章で“Molecular Genetics”という項目を新たに設け、最近のゲノム医学・医療の進歩・発展を解説している。そのために、2018年までに出版された論文をすべて引用しており、主にこの記載によってページ数を全体として260ページ増やしている。産婦人科医としては、自らの興味と知識欲にしたがって、昔懐かしい「通読」をしてみるのも良いのではないだろうか?
もう一つ嬉しいのは、今回の版から文献の引用方法が変わり、First Authorを文中に記載することになったことである。日本からの優れた業績が多数引用され、しかも自分の名前が載っている。これから臨床研究および基礎研究をさらに進めていこうというモチベーションを大いに刺激してくれるのである。
評者■ 国立病院機構京都医療センター 院長 小西 郁生
本書は、婦人科病理学の分野において、世界で最も読まれている教科書である。しかし、いわゆる教科書らしい雰囲気はなく、全ての章に最新情報が織り込まれ、雑誌のような読みごたえがある。さらに充実しているのは“Clinical Behavior and Treatment”であり、改訂により新たなエビデンスや最新治療の紹介も行っているところが素晴らしい。私自身、稀な腫瘍の患者さんに出会うと、必ず最初に本書にあたり、それまでに集積された治療法の全体像を知ることにしている。その後にPubMedで論文検索を行うときわめて効率的に最適な治療法に辿り着くのである。したがって、患者さん一人ひとりの治療法選択とQOL向上のために、わが国のすべての産婦人科医が本書を机上に置くことを推奨したい。
この度、8年前の6th Editionと見比べながら、今回の7th Editionを読み通してみて、各章を担当した著者たちの熱い情熱をビンビンと肌で感じた。特に、各章で“Molecular Genetics”という項目を新たに設け、最近のゲノム医学・医療の進歩・発展を解説している。そのために、2018年までに出版された論文をすべて引用しており、主にこの記載によってページ数を全体として260ページ増やしている。産婦人科医としては、自らの興味と知識欲にしたがって、昔懐かしい「通読」をしてみるのも良いのではないだろうか?
もう一つ嬉しいのは、今回の版から文献の引用方法が変わり、First Authorを文中に記載することになったことである。日本からの優れた業績が多数引用され、しかも自分の名前が載っている。これから臨床研究および基礎研究をさらに進めていこうというモチベーションを大いに刺激してくれるのである。
評者■ 国立病院機構京都医療センター 院長 小西 郁生
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