Atlases of Tumor & Non-Tumor Pathology, 5th Series,

本書は、甲状腺および副甲状腺腫瘍の最新リファレンスであり、当領域における過去10年間の大きな進歩を反映している。『WHO分類シリーズ 第5版』の内容を反映し、鑑別診断に重点を置いた詳細な組織所見を収載する。各章では甲状腺および副甲状腺の組織学的エンティティごとに、診断を助ける分子プロファイルに関する節が設けられており、分子病理学と遺伝子変化について包括的な説明を提供する。甲状腺細胞診の章は、甲状腺結節における術前診断の重要性を踏まえ大幅に改訂・拡充され、最新の『甲状腺細胞診報告のためのベセスダシステム（Bethesda System for Reporting Thyroid Cytopathology）』に準拠する内容となっている。さらに全章において、米国甲状腺学会（ATA）および米国総合がんネットワーク（NCCN）のガイドラインに基づく予後および治療に関する最新情報が盛り込まれている。
本書は病理医をはじめとする臨床医の理解を深め、診断を行い、疾患の挙動を予測し、患者マネジメントを支援する1冊となっている。

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