Neurosurgery Board Review, 3rd ed.

受験者の専門性を評価しその後の指針を示すために、米国脳神経外科協会（ABNS）の一次筆記試験は必須の試験となっており、この厳格な試験の受験者は、綿密な準備が必要とされている。
本書の著者は、前版の執筆者や、米国で二番目に高いスコアを獲得した医師、現役のレジデントなど多様で、それぞれの独自の視点から知識を提供している。単に高いスコアを獲得するためだけではなく、読者の理解を助けるとともに、知識を定着させることを目的としている。
本書は、選択形式の実際の試験に対応して、脳神経外科、臨床神経学、神経解剖学、神経生物学、神経病理学、神経放射線学、臨床技術・救命救急の７つの章を設けている。第３版では、レイアウトを一新し、前版が発刊された2004年以降の脳神経外科分野の進歩も反映している。

本書の新たな特徴
・脳動脈りゅう治療における血管内修復、最新のイメージング技術、急性虚血発作の最新の治療事例を掲載
・1,000以上の問いに対する、丁寧な解答と解説
・良質なイラストと見事な解剖体

脳神経外科の研修医にとってABNSの一次試験対策本として役立つと同時に、神経学や神経病理学を専攻する神経科学を学ぶ研修医にとっても有益な一冊となっている。